この表は独断と偏見に基づく。
スペイン語のレベルはDELEのB2にギリギリ受かるかどうかといったところ。
ワテは普段からゲームを使った外国語学習の有効性を吹聴しているので、西語学習中の諸兄は参考にしてほしい。
まずおすすめの設定はスペイン語音声、スペイン語字幕。日本語字幕でもいいんだがそれはあくまで取っ掛かりということで。やはり母語が介入してくると理解を阻害している気がする。
次にマスターボリューム・会話音声を100%、効果音・音楽は30%以下にすると聞き取りやすくてちょうどよい。
ただし、最終的にはこういった設定なしでも聞き取れることが目標である。無線で話すぼやけた声や、銃声や爆発音で途切れた声も聞き取れるくらいの西語強者がC2に受かるのだろう。
あとはGTAなんかもそうだが、カーチェイスの時には字幕を見ている余裕などないしね。
そして本題に入る。
やはりSFは、専門用語や独特の固有名詞が多く非常に難しい。
特にDEATHLOOPはSFである上、元々の英語音声が早く癖がある黒人英語で、それを忠実に(´;ω;｀)ローカライズしているのでスペイン語でも早く癖がある。特にジュリアナは早くて全然ついてけない。声優はメヒカナ。
しかしながら内容は断トツで面白い！ゼルダの伝説:ムジュラの仮面的要素（ループ物）とArkane Studios（制作会社）の化学反応がこんなに相性がいいとは。
We Happy Fewにも似たレトロフューチャーな世界観と、登場人物の魅力、Arkane Studiosお得意の魔法がぴったり合致している。
STARFIELD,（SFシューティングRPG。難易度は普通。ボリュームがあり物語も面白い）
QUANTUM BREAK,（時間操作系シューティング。難易度やや高め。能力を悪用しようとする奴を阻止するために（略））
JEDI Fallen Order,（スターウォーズのソウルライク。難易度高め。ゲームとしての出来はとても良い。ファンでもファン以外でも楽しめる）
DEADSPACE,（ホラーTPS。バイオ4に影響を受けた言わずと知れた名作。難易度高め。個人的にはジャンプスケアがなければもっとよい。ALIEN ISOLATIONの恐怖は絶望感で、こちらは不快感といった感じ）
PREY（ホラー風FPS。難易度かなり崇。しばらく遊べば面白くなるというものの、最初から面白くしてくれよと言いたい）
などもSF独特の難しさである。
しかしどれもめちゃくちゃ面白い。外国語を学ぶので、しかるべき表現をしかるべき場面で使うために、ちゃんとした「文脈」が必要なわけだが、これらはちゃんとそれを満たしている。ワテがSF好きというのもあるが、特にSTARFIELDは数時間に1回クラッシュすること以外は完璧。
ちなみにPREYはまだ序盤なのだがあまり面白くない。能力が揃いだすと面白くなるらしいが結局面白くならなかった。
JEDI Fallen Orderのメリンはツンデレでかわいい。
DISHONOREDシリーズ（その名の通り、女王殺しの不名誉な濡れ衣を着せられた隠密のコルヴォが敵に復讐していく話。血なまぐさそうな設定だが殺しすぎるとバッドエンドになる。2はコルヴォの娘が主人公の一人となる。彼女も父親譲りの問題巻き込まれ体質で、魔女が首謀するクーデターで国を追われ、名誉挽回していく。こちらも不殺で良エンドとなる。面白さとしては同率一位で甲乙つけがたい）
GHOSTRECON（ボリビアのギャング殲滅作戦を遂行するアメリカ特殊部隊の話。説明はこれで十分であろう。部隊がボリビアなので雰囲気はぴったり）
PLAGUE TALEシリーズ（ねずみと疫病が大量発生している中世ヨーロッパで錬金術を操る姉と特殊能力を持つ弟が悪い大人と戦う話。二人とも子供なので力では大人にかなわないので、距離を取ってスリングショットでヘッドショットしたり、敵がねずみ除けに持っている松明の火を、錬金術で消してねずみに襲わせたりして戦う）
これらは政治の話などで元々の会話が難しい。DISHONOREDシリーズは中身も魔法とか異世界とかなのでSFっちゃあSFであるし。しかしArkane Studioなのでゲームとしては完璧。めちゃくちゃ面白い。もう一生ついていく所存である。
FARCRY6（独裁者と戦うFPS）、
CLOSE TO THE SUN（行方知れずになった妹を探して幽霊船を探索するホラー。そこまで怖くない）、
GEARS5（モンスターやロボットと戦うTPS）
は語彙はそこまで難しくない。速さになれればまあまあいける。FARCRY6はFPSとしても非常によくできているし、舞台も中米（キューバ風）なのでスペイン語の雰囲気とぴったり合ってしまう。そして女主人公の顔がめちゃタイプ。
AS DUSK FALLS（とあるアメリカの田舎町で起こった事件を様々な人物の目線から見るドラマ風ゲーム。プレイヤーの判断で話が分岐する。とてもよく出来ていて面白い）
RE2（言わずと知れた名作ゾンビサバイバルTPS。難易度高め。エイムアシスト有、即ち一番低い難易度でないとゾンビの頭に弾が全然当たらず、自己肯定感下がりまくり。でも和ゲーなので作りは過剰なまでに親切丁寧）
GHOSTWIRE（人が消えた渋谷でお化けと魔法で戦うFPS。お化けが魅力とバリエーションに乏しい以外はよく出来ている。もっと水木しげるが描くような有名どころの妖怪を出してほしかった。グラフィックは美麗で東京の街もよく作られている。ちゃんと現地取材したんだなぁということが伺える）
RISE OF THE TOMBRAIDER（ララ・クロフトが怪しい教団と競い合って古代の遺跡の秘密を暴くTPS。こういった話の分かりやすさも聞き取りやすさの一因だろう）
これらはかなり聞き取りやすい。語彙も難しくなく、次に来る語の予測もしやすい。恐らく、「日常表現が多いドラマ」、「なじみ深いもの」、「日本語からの翻訳」といった要素が聞き取りやすくなる決め手であろう。どれもゲームとしてもよく出来ていて面白い。GHOSTWIREは事前に手厳しい評価を知っていたので、そこまで期待してなかったせいか、逆にとても楽しめた。
ただRE2のクレアの顔が常にアルカイックスマイルでなんか怖い。
エイダの造形はとてもよい。
ハッキング装置を構えながら歩くと、ちょうど目の前にケツが固定されて、非常にけしからん。
RYSE（古代ローマの兵士となって敵と戦う剣戟FPS）は聞き取りやすいんだが、戦闘が単調で面白くない。戦闘が単調で面白くないことで有名なMAFIA3より面白くない。
というわけで今後も随時更新予定ﾉｼ
