サーフィンとスペイン語を愛するブログ

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エルサルバドルサーフィン情報

エルサルバドル滞在中に書き溜めたものを公開しやす。

 

✳︎概要

 

波: 日本と比べて中米の波は全体的に大きく厚いので、大きめの板を持っていくと余裕を持って楽しめると思う。満潮時に波が良くなるポイントが多い。エルサルバドルのサーフポイントはほぼ全て玉石なのでリペアキットは必須。

 

ちなみにエルサルバドルの波の測り方はハワイと同じで波の裏から見た高さのため、日本の測り方の約半分となる。そして日本の測り方で、大きい時でダブルオーバーからダブル半くらいまでしか上がらないので、ハワイやインドネシアよりも楽しみやすい。私はダブル半以上くらいになると楽しさより恐怖の方が勝ってしまうのでこちらの方が合っている。

 

ローカリズムは、無いことは無いがメキシコほどは感じないので、日本同様謙虚な気持ちでサーフィンしていれば、よほどの狂人に会わない限りトラブルはないだろう。私はというと、日頃の行いのせいかローカル狂人に絡まれたのだが、一緒に入っていたローカルに助けてもらい、事なきを得た。そのローカル同士は殴り合いの喧嘩になった。

 

気候: 非常に温暖で水陸ともにボードショーツ一枚で十分。明け方は空気が冷たいこともあるが、ベースコートトップコートとして使ってもすぐ溶けるほど水がぬるいので寒いことはない。日差しが強いので日焼け対策は必須。また基本的に朝夕に風が無いか弱いオフショアで、日中にオンショアになる。それでも強く吹くことはあまりない。

 

治安: 首都、海沿いともに、危険を感じたことは無い。首都の深夜の外出は避けた方がいいかもしれない。ちなみに中米全体で野良犬が至るところに多いのだが、よく躾られて(?)いるので無視していれば何もしてこない。

 

食事: 現地の食事は、ププサというトルティーヤでチーズと具を包んだものが主で、それ以外では肉や豆を煮込んだものが多く、とても美味い。また、首都には外国料理の店も揃っておりこれらもレベルが高い。これらについては別の記事で書こうと思う。

 

移動: グアテマラ同様、アメリカ合衆国からの払い下げのスクールバスを改造したバスが走っている。ただし、ビーチからビーチへの移動であればヒッチハイクをすればすぐ車がつかまる。サーフボードと念のため数ドル程度を持ってよりよいポイントへ移動するのがおすすめ。

 

✳︎波情報

 

K-59(Playa Taquillo)

www.google.co.jp波: 強いうねりが入ってきた時に本領発揮し、パーフェクトなレギュラーブレイクを形成する。パワフルで、岸から見て左端ではダンパーになりやすく、また玉石リーフなので注意が必要。El Zonteに比べるとやや早くテイクオフの余裕が減る。人が多くなりがちで上級者も多いので一見波を取りづらく感じるが、ピークから左側のアウトで待ってセットをとらえることで他人をだし抜ける。ちなみに陸、海にローカルのカメラマンがいて写真やビデオを撮って売ってくれる。1ラウンド分で20ドル程度。

 

アクセス: El Zonteから車で15分程西へ行き、トンネルを過ぎたところにある。国道からの入り口が分かりづらい。また、側道に入ると非常に道が悪くなるので4駆があると安心。2本の道があり西側は小川を超えていくので、雨が降った後は注意。ココナッツ価格は中1.5ドル、大2ドル。

 

El Zonte

www.google.co.jp波: 東西のポイントに分かれており、東側はよほどのうねりがない時でない限りサーフィンができる、エルサルバドルのサーフィンベースキャンプのような場所。斜面は緩やかでテイクオフしやすいながらも、波を選べば様々な技が出来るが、基本的にはカービングが主。初心者から上級者まで楽しめるオールラウンドなポイントといえよう。レギュラーメインで玉石。潮位とうねりによってはグーフィーの波も立つ。数を乗りたいならピークの右端のややインサイドで待つのが吉。また、ここに限ったことではないが、12時から14時頃は昼食時で人が減るのでそこを狙うと人混みを避けられる。とは言っても1つのポイントには波が良い時で、多くてもせいぜい40人程度までしか増えないので日本の混雑に慣れた人には余裕かもしれない。

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半端なくでかい牡蠣

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激ウマ海鮮スープ

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トムとジェリーに出てくるようなチーズ

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首都サンサルバドルの寿司屋。7番は原爆長崎という意味。オーナーはペルー人らしい。とりあえず会うことがあったら、何も言わずに頭をかち割ろうと思う

 

西側は東側よりレベルがあがり中級者以上向けで、大きなうねりが入った時にAフレームの波が立つ。チューブになることもある。ビーチブレイク。東側にはわざと前乗りしてくるローカルがいるが西側にはあまりそういう輩はいない。波がでかくなると些細なことが大きな事故につながるからではないかと思う。

 

アクセス: 国際空港からタクシーで1時間、40ドル程度。uberを使えば30ドル以下に抑えられるらしい。El ZonteからLa Libertadまで車で20分程度。首都までは40分程度。ココナッツ価格2ドル。

 

El Sunzal

www.google.co.jp波: ここも大きなうねりが入った時に本領発揮し、美しさすら感じるレギュラーのラインナップが海面を撫でていく。テイクオフしやすいながらも、ちゃんと張ってくる波は練習に最適。波が良い時は40人くらいが入っているが、そのうち35人くらいは初心者なので、ある程度乗れる人なら何も考えずにピークで待っているだけで極上波を堪能できるだろう。私もここではでかい顔して何本も良い波を頂いた。干潮から満ちてくる時が良い。

 

アクセス: El Zonteから車で東に10分ほど行ったところ。ビーチに入るのに2ドルいるが、サーフィン後に飲み食いすれば払わずに済む。荷物も預かってくれる。ココナッツ価格は路上で1ドル。

 

La Punta Roca(La Libertad)

www.google.co.jp波:大きなうねりが入った時n(省略)。K-59やSunzalよりもうねりに鈍感で、特大うねりの時、究極完全レギュラーマシンウェーブ生成装置と化す。それは静波人工サーフィン施設の波を長く大きくしたような様で、チューブにもなり、サーファーならば狂犬の如くよだれを垂らして喜ぶこと請け合いである。上級者が多く、Sunzalでは我が物顔で乗っていた私も、ここでは借りてきた猫の如く、インサイドでおこぼれ波を頂戴するか、ピークのかなり岸側で小波に乗るというコバンザメ方式を採用していた。しかしながら決して負け惜しみではないのだが、上級者の動きを見ているだけでもいい勉強になるというものである。それぐらいエアー、チューブ祭しまくりのポイントなのだ。ちなみにここは、かのDane Reynoldsも大昔にサーフィンしたことがあるらしいのだが、上手すぎて悪目立ちしてしまい、ローカルに因縁を付けられて板を取られてしまったらしい。それがトラウマになり、二度とエルサルバドルには来ないとのこと。更にそのことをサーフィン雑誌にも書いてしまったので、それを読んだ(?)Kelly Slaterも来ないらしい。ちなみにそのローカルというのはエルサルバドルのtop grom、Bryan Perezの叔父さんなんだと(故人)。しかし今はエルサルバドルはサーフィンで国興しをしているので、そんなトラブルはまずない。

 

他のポイントより石や岩が多いので特に注意。入る時はセット間を狙って岩の上を渡りながら、パドルを始めたらダッシュで安全地帯へ向かう。上がる時は板をひっくり返して、自分の身体は足を岸に向け、仰向けになりながら慎重に進む。寄せる波にも注意する。

 

アクセス: El Zonteから東に20分ほど。遊園地の1kmほど西側。ココナッツ価格2ドル。

 

Las Flores

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波:大きな()。私が行った時はちょうどうねりが入っていたらしく、1週間の間で毎日いい波が立っていた。メヒコのチャカウワに似たリーフのポイントブレイクで、それはそれはいい練習になり、一つの波で最多7アクションほど出来た。ドーパミンもドバドバである。その分人も多く、波情報につられてうまいサーファーが集結すると、ほとんど波は取れない。波情報の裏をかいてなんでもない時に行くのが吉、とはローカルの談である。ここやPunta Mangoにもフォトグラファーがいる。

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アクセス:La Libertadから東に車で3時間程度。ココナッツは1ドル。宿泊業で儲かるので地元民はそこまで熱心に売っていない。

 

Punta Mango

www.google.co.jp波:K-59を長くしたようなポイント。斜面はゆるやか。私が行った時はセットでダブルくらいの最高にいい波で、初のチューブにも入れた。ただしこちらも人が多いとほとんど波が取れない。ブラジル人のようなガツガツした波取り、即ちテクニックもさることながら精神面も鍛えなければならないと実感させられた。今は安直にブラジリアン柔術を習おうと考えている(喧嘩が強くなれば顔が怖い外国人にもビビらずにいけるんちゃうか?)。ちなみにShaw Kobayashiもサーフィン自体はめちゃうまいのに、気持ちが優しすぎてガツガツいけずコンペティターを諦めたという話を聞いて、少し親近感が湧いた(DaneやJordyも普段は大人しいらしいけど、またタイプが違うんだね)。更にちなみにコスタリカ人も全てにおいてあまりやる気がなく、波取りもあまりがっつかないというのは豆知識である。

 

アクセス:Las Floresから車で30~40分程度。道が悪く、干上がった川のような場所も通るので、四駆推奨。基本的にここらへん(La Union州)に来るときは複数でレンタカーを借りた方がよい。周辺は小さなレストランが一軒あるのみ。