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ワテのスペイン語勉強法―Kindle―

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ようやくEl Laberinto del Fauno(パンズラビリンス)を読み終えた。

人生で初めて洋書を最後まで読んだ。これはかなりの達成感。読み終えて気付いたことは、やはり巷で言われているように本(特にKindle)は外国語学習に有益であるということである。明らかに読む前と比べて文章をつなげやすく、流暢さが増したように感じる。理屈として以下のようなことである。

 

 

その①:表現の文脈を学ぶことが出来る

国語学習は単語や文法から始まるが、最終目標は文章の理解と生成である。参考書で学んだ表現を実際に物語の背景で確認することで、実用に落とし込むことが出来る。特に声に出しながら読むと効果的だ。これは筋力トレーニングだけではスポーツに活かすことは出来ないことと似ている。筋力を鍛えた上で、実際の動きを支配する神経系も鍛えないといけない。読書とシャドウイングは外国語学習のプライオメトリクストレーニングなのだ。特に本の文章は専門家たちが推敲を重ねて練り上げた一種の芸術であり、それを読むことは即ち優れたサンプルの蒐集となるのだ。

 

 

その②:視覚的に学ぶことが出来る

人間の脳は視覚から情報の多くを得ている。会話を聞くよりも効率的に表現を記憶に残すことが出来る。また記憶は繰り返しにより定着しやすくなる。同一の作者は好みの表現を使いがちなので繰り返し目にすることで記憶に残る。

 

 

その③:わからない単語をすぐ調べることが出来る

これはiPadKindleの特徴である。

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このように辞書と本を並べて表示でき、設定で単語をコピーすると同時に自動的に辞書で検索出来るように出来る。本を読むときに辞書を使ってはいけないという説もあるが、それは人にも本にも場面にも依ると思う。すべてを調べる必要はないが、円滑な読書速度と理解度と立ち止まるストレスのバランスをはかりながら、自分にあった方法で読み進めればいいと思う。ワテは気になるところは適宜DeepLでも調べながら読んでいた。そして文法的に表現に納得できてから次に進むのである。また読み進めるにつれてスキルツリーが育つように、驚くほど実力がついていき、調べる回数は減っていくので、楽になることはあれど苦しくなることはない。そしてゲームのスキルツリーはクリアすれば終わりだが、これはそうではない。ワテはそういうところに喜びを感じるのだ。

 

その④:楽しみながら学ぶことが出来る

正直これが一番である。参考書は数か月もやればもう開くのも嫌になってくる。ある程度基礎が身に着いたら、「勉強道具」でなく「娯楽」で勉強するべきである。それが長続きのコツでないか。

努力しているわけではなく、好きだから暇さえあればスペイン語podcastや音楽を聴いている、「このぐらいできて当たり前」という気持ちで気が付いたらスペイン語の本を読んでいる、こういったゴールと現状とのギャップへの不満が自分を変える行動に駆り立てるのである。また図らずも苫米地さんの理論を持ち出してしまった。

 

 

 

最後に原書を読むコツとして映像化されているものを選ぶことを勧める。先に映画なりドラマなりを見てから本を読むのである。今回この方法を使ったし、次もまたこの方法を使うつもりである。ゼロから未知の内容を読み進めるのは、もっと理解度が増してからでも遅くない。やはり一番怖いのは難しすぎて放り投げてしまうことなのだ。